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2023年11月18日(土)新文芸坐にて、『空気人形』(35mmフィルム)上映後、

是枝裕和監督のトークショーが開催され、お相手を務めさせていただきました。


鎌倉での撮影の合間を縫って駆けつけて下さった是枝監督は、トークショー開始前、

ロビーに掲出された作品群のパネルをご覧になって、しみじみ。

よく作ってきたなあ…といったご感想にこちらも胸を打たれました。


トークショーは260名満席の壇上で行われ、これだけのお客様が来場されたのは、

ありがたい限りで、さすが是枝監督!

是枝監督は終始フランクでなごやかな雰囲気で、後半には質問コーナーや撮影タイムの時間も設け、司会者として熱気を肌で感じながら、光栄過ぎる約1時間でした。


おこがましいことに、私はおもむくままに質問しました。

例えば。。。

🔶安藤サクラさんとペ・ドゥナさんの共通点について?

⇒自分を、常にどこか頭上から俯瞰しているところ(是枝監督)


🔶ペ・ドゥナさんについて

⇒(内田也哉子さん、ペ・ドゥナとご一緒された時のお話から)まず、

履く靴を決める。そして服を決め、髪型などを決めていく…。

ペ・ドゥナも、私はそういう(作品の)作り方が、やりやすい、と(同)


🔶今後撮りたい作品について

⇒戦争中などの満州を舞台にした作品をもう10年くらい考えているが、規模が大きく、実現に至らないんだよなあ(同)

などなど。


質問コーナーでは多くの方に挙手して頂きましたが、

時間の関係で皆さんにお話し頂けず、どうかお許しください。


ご参考までに、今回初めて壇上の高い席から恐縮ながら指名させて頂きましたが、

前にTokyo FILMeXのチョン・ジュリ監督とペ・ドゥナさんのティーチインの時、

恥ずかしさを捨てて、ドンキで買った白い手袋をした指さし型の指し棒をかざしたことがありました。これ、結構効果的です。

特に後ろの席は、なかなか見えづらくて不利なので。。。


また、私が聞きたかったことを是枝監督にご質問いただいた、

井浦新さんのファンの方もおられました。

🔶終盤、純一(井浦新さん)がのぞみ(ペ・ドゥナさん)に「空気を抜きたいんだ」というセリフ。空気を吹き込む、でないのは何故ですか?(といった内容かと…)

⇒”息”が作品のテーマだったが、ここは純一とのぞみの認識のズレを描きたかった、

のだと思います(是枝監督)


ご来場いただいた皆さん、夜遅くまでお疲れさまでした。

素晴らしい時間を共有させて頂きました。

そして、是枝監督、本当にありがとうございました。


光栄にも拙著「是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡」(天夢人・刊)についても

お客様からご質問をいただき、その受け答えに、

終了後楽屋で監督から「どんだけペ・ドゥナが好きなの」と、

半ばあきれられました(笑)。

なお、拙著はお得な電子版もありますので、ご興味があればご覧頂けると嬉しいです。


そんな私の、ペ・ドゥナ作品独断ベスト3をあえて挙げさせて頂きます(本日現在)。

◎ベスト①「威風堂々な彼女」(韓国MBCテレビドラマ)

◎ベスト②「空気人形」(是枝裕和監督)

◎ベスト③「リンダリンダリンダ」(山下敦弘監督)


The special talk event of Director Mr.Koreeda was opened at Shin-Bungeiza at Ikebukuro, Tokyo on 18. Nov. He talked about "Air Doll" and Ms.Doona Bae, and so on.

I was the navigator with him. It`s very honored. This was a great day !

I appreciate for all audience.

#是枝裕和 #空気人形 #ペ・ドゥナ #井浦新 #新文芸坐 #doonabae





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初めてこのブログをご覧になられる方も、前から覗いていただいている方にも、

お知らせをします。

このブログは開設して10年以上が経ち、ペ・ドゥナさんについても書かせていただいて

きましたが、まさかこのようなお知らせをするとは想像も出来ませんでした。

改めて、これまで私のつぶやきにお付き合いしてくださった皆さん、

そして拙著をご笑覧いただいた皆さんに、御礼を申し上げます。


「特集 是枝裕和 その視線の先に」(池袋・新文芸坐にて11/17~開催)

🔶是枝裕和監督トークショー

・11月18日(土)19:45からの『空気人形』上映後に開催

・予約は新文芸坐のオンラインで(1週間前からのようです、詳細は同館HPか直接音合わせください)

・『空気人形』はじめ一部の作品は35mmフィルム上映となります。これは凄い!!


🔶yahoo!!ニュース(11/5配信:映画ナタリー)

https://news.yahoo.co.jp/articles/177e52ab16fe7f5cd7433553951aed328495338b

 

🔶新文芸坐X(旧Twitter)

https://x.com/shin_bungeiza/status/1720387618012357117?s=46&t=qIrKxS630ju30ENh1AE8qQ


ちょうど1年前に拙著「是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡」を上辞したご縁で、

監督のトークショーのお相手を務めさせていただくことになりました。

誠におこがましい限りですが、聞き手としてご一緒させていただきます。


折しも先月下旬、ペ・ドゥナさんが東京国際映画祭で久しぶりに(公式)来日され、

水川あさみさんなど映画制作に携わる女性の皆さんと、

壇上で素敵なトークをされたばかりのタイミング。

その場で、是枝監督からペ・ドゥナさんが紹介されたそうです。


Liveでご覧になれなかった方も多いのではと思います。


是枝監督が過去作、特に『空気人形』についてトークされる機会は

本当に貴重なことで(7年くらい前に「さぬき映画祭」でありましたが…)、

しかも今回はフィルム上映。またとないチャンスに思います。


ですので、映画『空気人形』について、そして当時、今のペ・ドゥナさんについて、

監督ご自身からお話を伺いたいとも考えています。


とはいえ、

映画評論家の方やアナウンサーの方のように、

流ちょうにはお聞きできないかと思いますが、

出来るだけ是枝監督のお話を引き出せるようお手伝いさせていただきます。


ぜひ、ご来場ください。


🔶「是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡」(天夢人・刊)

是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡 | 花田欣也 |本 | 通販 | Amazon


”The special week of Director Mr. Koreeda” will open at 17-30 Nov. Shin-Bungeiza at Ikebukuro, Tokyo. The talk event of him will hold after "Air Doll" on 18 Nov. I`ll be join with him on the stage for the navigator. Ⅰ`m very honered. I can`t wait for the talk about Ms. Doona Bae and the works "Air Doll" by Mr. Koreeda.


#是枝裕和 #新文芸坐 #是枝監督特集 #是枝監督トークショー


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※映画パンフレットより。


ペ・ドゥナさんがチョン・ジュリ監督と「私の少女」(原題「扉の少女」)以来、

8年ぶりにタッグを組んだ作品「あしたの少女」(原題「Next Sohee」)を

シネマート新宿で観ました。

「トンネル~闇に鎖された男」(キム・ソンフン監督)のペ・ドゥナさんの熱演も、

ここで観ましたので、懐かしい劇場です。

手前味噌ですが、当時ワンシーンを再現した大きなジオラマ飾ってもらったり、

映画のチラシに短いコメントを載せていただきました。


それはさておき、

久しぶりのペ・ドゥナ作品は、何とも胸が痛む2時間余でした。

ネタバレになりますので、あらすじは書きませんが、

韓国のみならず、各国で最近も発生している深刻な過剰労働による災害、

特に未成年者に対するそれが、

実は社会のシステムに根差した極めて深刻な問題に端を発していることを、

あまりに切なく、深く訴えかける作品でした。


ペ・ドゥナさんは今回も刑事役。

”正義のペ・ドゥナ”、そして”怒るペ・ドゥナ”を、

後半、存分に観られました。

その対象が、あまりに大きな社会的な仕組みであることに愕然としましたが…。


拙著のことで恐縮ですが、

「是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡」(天夢人・刊)で、

「ベイビー・ブローカー」の福間美由紀プロデューサーが、

「ペ・ドゥナさんは、子どもたちや若い人たちをめぐる社会問題にも

関心を持たれておられるので(中略)

子どもに対して自由でユニークなスタンスで向き合う女性の姿を見てみたいですね。」と、

1年前のインタビューでおっしゃられたことを思いました。


この映画のパンフレットでも、

「いろいろなことに、怒り、悲しみを覚えました(中略)」と

コメントされたペ・ドゥナさん。

真摯にこの作品に、

そしてその背景にあるものに向き合っていた姿が伝わってきました。


チョン・ジュリ監督は、"Tokyo FilMex 2014"(「扉の少女」上映)の際、

ティーチイン後に劇場ロビーで気さくにサインをしてくださって

(さらにこの時ペ・ドゥナさんもお呼び下さり感激しました)、

笑顔の優しい監督さんだなあ、と深く記憶しています。


優しさがあるからこそ、そして監督ご自身の持つ複雑な社会への洞察の鋭さが、

このような凄い作品を生んだのだと思います。


これは観るべき作品で、ロードショー期間に間に合ってよかったです。


そして、ペ・ドゥナの秋、が静かに始まりました。

詳しくは…またこちらでお知らせします。


I saw the new work "Next Sohee". Ms. Doona Bae was still wonderful, but I was shocked by severe problem of Korean society. What a painful !


#あしたの少女

#シネマート新宿

#ペドゥナ

#nextsohee

#doonabae








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【3月10日(金)加筆】

岸井ゆきのさん、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ほかキネマ旬報、ブルーリボン賞など、各賞の受賞おめでとうございます!日本アカデミー賞の受賞インタビューの涙には、映画を愛する人の、映画に人生を支えてもらってきた人の気持ちがこもっていました。これからの活躍に期待しています。関係者の皆様おめでとうございます。


1月11日(水)テアトル新宿で『ケイコ目を澄ませて』のティーチインが開催され、

主演の岸井ゆきのさん、三宅唱監督が登壇されました。


この映画を観るのは2度目ですが、

聴覚障害の女性プロボクサーの実話をもとにした99分間の作品は

16mmフィルムでの撮影された独特の質感もあって、

”静”の迫力に改めて深く感動しました。


その名作を劇場のスクリーンで観られたことも嬉しかった!


そして、上映後に、ゆきのさんと三宅監督のティーチイン。

赤を主体にしたチャーミングなドレス姿の壇上の女優さんが、

セリフのほとんどない口話で、無表情のように見えて実は感情が豊かな主人公を、

激しいボクシングを交えて演じたことが信じられない、

というのが率直な印象でした。


三宅監督と一緒に明るくインタビューに答えるゆきのさんでしたが、

ボクシングを通じたケイコへの思い入れの強さと、

「自分に負けたくない、今もケイコに勝ちたい」とボクシングを続けている、

芯の通った負けず嫌いの一面も感じました。


個人的には、聴覚障害の女性を見事なまでに演じた陰にあった苦労なども

聞いてみたかったのですが、終始明るいインタビューで、

ラストにはマスコミの後に、一般向けの撮影タイムも設けられ、

大サービスでした。


私が岸井ゆきのさんを観たのは、

『拾われた男』(NHK)の主人公の親友の金髪の彼女役、

『勇者ヨシヒコと魔王の城』(テレビ東京)の居酒屋で「よろこんで!」と叫ぶヨシヒコの彼女役、

そして昨年公開された『神は見返りを求める』(吉田恵輔監督)のtou-tuberの女の子の役、

ですが、

どの作品も、『ケイコ』とはまったくの別人格!

作品のために増量された身体だけでなく、ここまで人は変われるものなのか、

と、今でも驚きが止まりません。


特に、『神は…』では、前半はアイドル、後半はいわば”悪役”を見事に演じていますから、

その振れ幅の大きすぎる演技には今もびっくりしています。


こんな女優さん、観たことありませんし、

同じ事務所の安藤サクラさんが『百円の恋』(武正晴監督、この作品も好きですが)で演じたボクサー役とも、全然違う。

この点は、聴覚障害の主人公に寄り添った三宅組の演出も素晴らしかったと思います。


2年前のコロナ禍で撮影され、

マスクをしながらのボクシングのトレーニングは息が苦しくとても辛くて、

それと比べれば、マスクなしの試合シーンは楽に感じた、

と、ゆきのさん。


やっぱり凄い、と思いました。


撮影時はペ・ドゥナさんが『空気人形』(是枝裕和監督)を撮った年齢(29歳)とほぼ同じで、

この年齢から善悪を演じ分けるところはペ・ドゥナさんとタイプが異なりますが、

この作品から大きく飛躍することは間違いなく、その点はペ・ドゥナさんと同じかもしれません。


なんとなく、是枝作品にも出演される予感がしますし、

『ベイビー・ブローカー』も観たというゆきのさんに、

ペ・ドゥナさんと共演してほしい、と願うばかりです。


最後に、

ゆきのさんが

「岸井ゆきの」と発音されるとき、

”ゆ”ではなく、”きの”に抑揚の力が入っていて、

何となく自身を客観的に見ているようで、好感が持てました。


このような素晴らしい作品を製作された関係者の皆さん、

映画の持つ力を改めて認識させてくださって、本当にありがとうございました。


そして、岸井ゆきのさんのジムの会長役を演じられた三浦友和さん、

男が惚れる素晴らしさでした。


It opened the talk event of "ケイコ目を澄ませて” by Ms. Yukino Kishii and Director Mr.Miyake

on Jan.11. Ms. Yukino Kishiii was so cute but she has strong sprits herself. Her performance was really amazing!


#ケイコ目を澄ませて #岸井ゆきの #三宅唱 #三浦友和 #ペ・ドゥナ

#神は見返りを求める #日本アカデミー賞岸井ゆきの










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※ヒューマントラストシネマ有楽町にて(上映にちなんだ飲み物も!)


岸井ゆきのさんの作品を2本立て続けに観て、

その演技(というよりも大きな”何か”)の広すぎる幅に圧倒されました。


1本目はサブスクで『神は見返りを求めない』(吉田恵輔監督)。

ムロツヨシさんの主演で、後半の狂気ぶりが凄かったですが、

岸井ゆきのさんの豹変、というか、二面性に惹きつけられました。

とにかく、存在感が凄かった!

前半はyou-tuberのアイドルで、

実はこの時点でゆきのさんとは判別がつかず、

48グループ出身の人かな?と思っていました。

事実、ダンスはキレッキレで、並ではない運動感覚を感じさせましたし。

吉田作品は初めて観ましたが、ストーリーも凄くて…。

なので、初日舞台挨拶で明るく「楽しい現場でした」と言うゆきのさんに、

少し恐怖さえ感じたほどです。

この作品、ムロさんには恐縮ですが、ゆきのさんの独壇場に映ったのは私だけでしょうか?

それほどの強い印象を受けました。


そして2本目は、上記の約1時間後に、

映画館で『ケイコ 目を澄ませて』(三宅唱監督)。

ベルリン国際映画祭など海外での絶賛されているゆきのさんの主演作ですが、

もう、時間を忘れる”静かな感動”!

吉田恵輔監督が「間違いなく天才!」と評している通り、

難易度の計り知れない聴覚障がい者のプロボクサー役を岸井ゆきのさん、

ただただ圧巻でした。

ボクシング主体の映画ではなくて、手話も通じてもっと広いものが伝わってきて、

涙も出ないほど、胸を打たれました。

ゆきのさんを観るのは『拾われた男』(NHK)以来でしたが、

『神は見返りを求めない』と計3作、それぞれまったくの別人格!

この作品で驚いたのは、ボクシングトレーナーに付いて、

短期間に筋肉をつけて体重を45kg級に増量されたこと。

前の2作と、それほど時間が経過していないはずなのに、

彼女の風貌が全然違いました。

単に体重を増やしただけでなく、表情(特に、目)がまったく違っていたのには驚愕!しました。

(1時間空けて2本観ると、まさにそう実感しました)

『百円の恋』(武正晴監督)の安藤サクラさんが好きで、

そのときは涙が止まりませんでしたが、

この作品とは”静と動”。

だからこそ、静かに深く、感動しました。


『神は見返りを求めない』の舞台挨拶で、

『ベイビー・ブローカー』(是枝裕和監督)を観ます、と話していた、ゆきのさん。

その刑事役を好演したペ・ドゥナさんをどのように感じられたのでしょうか?

『ケイコ 目を澄ませて』のゴムでざっと束ねた後ろ髪、手話、何かを見つめるときのまなざし、

そして涙。個人的には、ペ・ドゥナさんを想わずにはいれられませんでした。

撮影時点では、ペ・ドゥナさんが『空気人形』(2009年、是枝裕和監督)を撮った時と同い年だったゆきのさん。

30歳を目前にしたこの年齢って、女優人生で一度しかないような凄い演技、

そしてそんな素晴らしい作品に出逢えるんだな、って感じました。


岸井ゆきのさん。日本に現れた映画・演劇界の宝、に思います。

こんな役者さん、観たことありませんし、これからも現れないかも。

ゆきのさんも、『ケイコ 目を澄ませて』の演技はこのときにしか出来ないものだった、

と振り返られていますが、今日の映画を観て、そして岸井ゆきのさんを観て、

本当に良かった。


#岸井ゆきの #ケイコ目を澄ませて #神は見返りを求めない #拾われた男 #ペ・ドゥナ

#ヒューマントラストシネマ有楽町 #ザ・フール #kishiiyukino #doonabae



















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※広島のラジオなので、

広電1000系グリーンムーバー、広電バス(Carpラッピング車も!)のジオラマにしてみました。

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※「是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡」は全国の書店、Amazonなどオンライン書店で発売中です。

(紀伊国屋書店新宿本店にて)


「シネマ☆ボックス」(広島FM、12月17日土曜日21時~)にゲスト出演させていただきました。

是枝裕和監督が過去5回も出演されており、

他にも毎回俳優さんや映画関係者の方々が登場映画紹介の名番組に、

おこがましい限りですが、先月に発売された新刊

「是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡~ふたりの始まりを映画『空気人形』から振り返る」のお話を

させていただきました。ありがたいことで、光栄です。

(radikoのエリアフリーでも一定期間聴けるようです。)


是枝監督が「僕は(1本の作品が)終わったら、そこから、出来たこと、宿題をもらって、

先へ、先へ、ということしかない。振り向かないんです。」と、

本書のインタビューでお話しされましたが、

素晴らしいことで、どんな仕事でも、そうありたい、と感じました。

映画づくりは、コロナ禍を経て、本当に大変なのだろうと思いますが、

観た人たちの感動がどこかで伝わって、その苦労が報われる時もある、とも思います。


おかげさまで10年以上、

このHPでペ・ドゥナさんについてもブログなど書かせていただいていますが、

ラジオの映画番組で、是枝監督やペ・ドゥナさんの単独インタビューを掲載した自著について

お話しさせていただくなんて、皆様に感謝でいっぱいです。


それに大好きなCarpのまち・広島。

駅からマツダ(スタジアム)へ向かう途中の大踏切に佇んでいると、

国鉄型車両がやってきて、時を忘れて、それだけでご飯3杯いけます!


『空気人形』のなつかしのロケ地の画像など、よかったら当HPの中も覗いてみてくださいね。


#是枝裕和 #ペ・ドゥナ #空気人形 #広島FM #シネマボックス #是枝監督


是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡

11月16日、

新刊「是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡~ふたりの出逢いを映画『空気人形』から振り返る」

(天夢人・刊)が全国の書店、オンライン書店で発売開始となりました。


まずは、日頃から当HPをご覧になっていただいている皆様、

また長い間励ましのお言葉を頂いたmorikumaさま、BD pressさまに心から御礼を申し上げます。


初めてご覧になられる方も、少しお付き合いください。


是枝監督初の韓国作品『ベイビー・ブローカー』は、6月のカンヌで2冠に輝きましたが、

実に13年ぶりに、作品の重要な役どころの刑事役で、ペ・ドゥナさんを起用しました。


遡ること2009年に公開された是枝監督の邦画『空気人形』で主役を務めたペ・ドゥナさん。

彼女は日本アカデミー賞優秀女優賞を受賞するなど、、同作で高い評価を得て、

その後ウォシャウスキー監督の『クラウドアトラス』でハリウッドへ進出。

その後もアメリカ作品への出演が続いており、今や世界的な人気女優となりました。


そんなペ・ドゥナさんと是枝監督の、決して揺るぐことのなかった信頼の絆などについて、

是枝監督、ペ・ドゥナさん、

そして『空気人形』制作当時の関係者の8名の皆様にも単独でインタビューさせていただき、

最後の章では私なりの想いを書かせていただきました。


また、この本に特別にご提供いただいたお2人のオフショットや、

映画「空気人形」の是枝監督からペ・ドゥナさんへ渡された直筆のプロット、

種田陽平氏、金子宙生氏によるイメージイラストや、伊藤佐智子氏の衣装スケッチなど、

貴重な画像も数多く掲載しています。


と、努めて平静に言ってますが、

本当に単独インタビューをしました!是枝監督にも、ペ・ドゥナさんにも!

それはもう、ペ・ドゥナびいき冥利に尽きます!

というか、こんなこと、本当にあるんですね。

このHPの開設もペ・ドゥナさんあってこそ、でした。

あれから10年あまり。

このような本を書かせていただいて、本当にありがたく、光栄です。


もっとたくさん、お話ししたいことがあるのですが、

おいおいお知らせしてまいります。


Tokyo FiLMeX 2014,さぬき映画祭2016で、一ファンの立場でお会いしましたが、

とにかく、ペ・ドゥナさんは、思っていたよりずっと、ペ・ドゥナでした!


ペ・ドゥナファンの方には,

2009年秋の「ユリイカ」の特集号以来となるペ・ドゥナさん本となると思いますし、

是枝監督ファンの方にも、そして映画が好きな方に、ぜひ読んでいただきたい1冊です!

よろしくお願いします。

是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡

The New book "The miracle of Mr.Koreeda & Ms.Doona Bae" was released at Japanese book stores and on-line (Amazon.co.jp and so on) on Nov.16. It was publishied the interviews by Mr.Koreeda, Ms.Doona Bae, and stuffs of "Air Doll" at that time.


#是枝裕和とペ・ドゥナの奇跡 #是枝裕和 #ペ・ドゥナ #doonabae

#空気人形 #airdoll #是枝監督 #天夢人 #旅と鉄道





速報です。

Tokyo FilMeX 2022のコンペティション部門で、

ペ・ドゥナさん出演の「Next Sohee」(チョン・ジュリ監督)が審査員特別賞を受賞されました。

Tokyo FilMeX 2022 コンペティション結果発表

Tokyo FilMeXでは、8年前に同じチョン・ジュリ監督の「私の少女」(当時は「扉の少女」)で

先行公開され、その際には監督と一緒に壇上でティーチインもされたペ・ドゥナさん。

おめでとうございます!


#ペ・ドゥナ

#チョン・ジュリ

#Next Sohee

#次のソヒ

#東京フィルメックス







カンヌ2冠受賞作「ベイビー・ブローカー」の試写会で観てきました。

ネタバレしないように気をつけますが、

まず、ペ・ドゥナファンは絶対!観るべき、作品です。

じーん、と来ます。

「空気人形」でお台場の海岸歩いていたペ・ドゥナさんが、ぐっとさせてくれます。


是枝監督の作品には珍しいロードムービー。

テーマは重いのですが、映画のトーンは人間味あふれる癒される感じも。

韓ドラでは見られないこの感じは、たぶん、相当こだわって撮影されたんだ、と思いました。

スマホさえ、ほとんど出てこない!(「秘密の森」では5分に1回の登場頻度でした)


ペ・ドゥナびいきからしてみると、

「麻薬王」「グエムル漢江の怪物」の兄貴、ソン・ガンホさん。

「威風堂々な彼女」のイケメン医師、カン・ドン・ウオンさん。

ほかにもおなじみの顔が見えました。


やっぱり、ペ・ドゥナさんのホームグラウンドで撮ると、なんかこちらもリラックスして観れました。

考えてみると、スクリーンで観るのは「トンネル闇に鎖された男」以来。

ずいぶんと久しぶりです。それだけでも十分嬉しかった。


あと、食べるシーンも出てきます。

辛ラーメン、これはペ・ドゥナさんのお家芸です。


そんなところまでにしておきます。

6月24日公開、おすすめします!

辛ラーメン

#ベイビーブローカー #ペドゥナ #是枝裕和 #doonabae #辛ラーメン #ソンガンホ


ペ・ドゥナさんが是枝監督と13年ぶりにタッグを組んだ「ベイビー・ブローカー」が

カンヌ映画祭でソン・ガンホさんが男優賞、さらにエキュメニカル審査員賞を受賞されました。

おめでとうございます!!

この映画に携わったすべての方々に、心からお祝いを申し上げます!!

そして、劇場で観るのが本当に楽しみ!!

韓国ではまもなく、そして日本でも6月24日(金)より公開となります。


ベイビー・ブローカー


なお、このブログももう10年以上書かせていただいていますが、ゆえあって?

今回から、敬意を込めて、ペ・ドゥナさん、と”さん”付けで呼ばせていただきます。

そのわけは。。。そのうち、このブログでお知らせさせてください。


#ベイビーブローカー #是枝裕和 #ペ・ドゥナ #空気人形 #broker #koreeda #doonabae #airdoll #cannes


Congratulation!! Director Mr.Kore-eda and Mr.Song Kang-ho and Ms.Doona Bae and all members of "Broker". They have gotten the special prize at Cannes 2022. I can't wait for opening of "Broker" in Japan.


「ベイビー・ブローカー」6月26日(土)全国ロードショー公開決定!

是枝監督とペ・ドゥナ、ついに12年越しの再共演!

もう、全力で待ちます!観ます!

Trailer(Baby broker)

ベイビーブローカー予告編

#ベイビーブローカー #ペ・ドゥナ


待望の是枝監督初の韓国作品のタイトルが、

「ベイビー・ブローカー」に決まったとニュース。

ぺ・ドウナとは「空気人形」以来、

13年ぶりのタッグ。

あー、楽しみ!

絶対、劇場で観るぞー!


#ベイビーブローカー

#ペドウナ

#是枝監督

#broker

#babybroker


https://search.yahoo.co.jp/amp/s/eiga.com/amp/news/20220301/3/%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D


Doona

※映画「クラウドアトラス」では中国の人気女優・周迂(ジョウ・シュン)と共演。その役どころも思い出しました。


ペ・ドゥナ「静かなる海」(ネットフリックス、全8話)を観ました。

内容は何とも凄かったけど、展開に目が離せず、面白かった!!特にラストにかけて圧巻。

でも、ネトフリの各回のサマリー(予告書き)を観れば、過去のネトフリ作品と比べてわかりやすいストーリー。

これは、イッキ観をおすすめします。


ここのところ、作品を選んでいるのか?

貴重なペ・ドゥナの新ドラマでしたが、

ネタバレしない程度に言うと、

VFXをふんだんに使った近未来の月面の美しさ。そして、

ストーリーもSFサスペンスとしては上々で満足!でした。

ペ・ドゥナのネトフリ作品では、一番面白かったかな。


それでは、久々にペ・ドゥナびいきの視点から。


1.ペ・ドゥナ史上初の「学者」役!「宇宙服」も!?


ペ・ドゥナらしく、学者然、とはしていないんですが、安定の前半に対して、

後半の情感のこもった演技はさすが。

また、ストーリーの一部は「宇宙服」(って言えばいいのかな)のペ・ドゥナ。

大きなヘルメットの中でペ・ドゥナの涙、というのも初めてです。


2.ラストが凄い!S.キューブリックを思わせるシーンも。


ストーリーはラストにかけて一気に緊迫。

ペ・ドゥナも20年超のキャリアで見せたことない演技(映画「復習者に憐れみを」も想起させる)を見せます。

なので、イッキに観たほうが迫力が伝わってきます。

助演女優賞ものの”謎の〇〇少女”がストーリーのカギとなり、ペ・ドゥナとの絡みも良かった。


3.スマホのない近未来の世界?だからこそ、ペ・ドゥナの演技が生きる!


他の役者さんも好演してましたが、ドラマ「秘密の森」と違って、スマホがない世界。

それがかえって、ペ・ドゥナの持ち味の”間”を生かす効果もあったのでは、と感じました。

そういえば、是枝監督の「空気人形」でも、スマホはまだなかった。


というわけで、久しぶりに、”嚙み応え”のあるスリリングな展開で、

ペ・ドゥナの演技を堪能できる作品でした。


今年は是枝監督の新作「ブローカー」(原題、韓国作品)が日本でも公開待機中ですが、

ペ・ドゥナはさらにアメリカでの新作の撮影にも春から入るようで、

特に米韓で引っ張りだこ、なのかも。


まずは、数々の作品で共演した”兄貴”ソン・ガンホとの「ブローカー」を楽しみに待っています。


Wow! Doona’s new work "Silent sea" is so exciting! What a nice product by VFX. I can't wait for opening "Broker" by Director Mr.Koreeda too.


#ペ・ドゥナ

#baedoona

#silentsea

#静かなる海

#ネットフリックス

#netflix

#ブローカー








空気人形

※「空気人形」ミニジオラマ(画像も筆者撮影)


久々にペ・ドゥナについて書ける、だけでもうれしいです。

新作”Broker”(韓国原題)の日本公開が”2022年中”!と発表されています。


コロナ渦の影響か、まだ韓国でも公開されていませんが、

なんといっても、是枝裕和監督初の韓国作品。

主演は今やオスカー俳優でペ・ドゥナの兄貴役も演じた、ソン・ガンホ、

さらに、ペ・ドゥナ主演の韓ドラの名作「威風堂々な彼女」で共演し、

その後大きく飛躍したカン・ドン・ウォンも出演します。


クランクアップも済んでおり、時期は未定ですが、日本公開は間違いないでしょう。


あの「空気人形」以来、実に13年ぶりに是枝監督とペ・ドゥナのタッグが観られます。

(いま一度)うれしい!!


韓国でも社会問題化している”赤ちゃんポスト”をテーマに、是枝監督がどう描くのか、

そしてペ・ドゥナはどう出るか?


あー、楽しみ!

ぜったい、映画館で観たいです。


#ブローカー

#broker

#是枝裕和

#ペ・ドゥナ

#baedoona


The new work "Broker" will release in Japan in 2022 too. Director Mr.Koreeda tag with Ms.Bea Doona since "Air doll" 13 years. I can't wait for opening!






トンネルより

映画「トンネル」(韓国作品)より。アルバトロスフィルム提供。


久々のペ・ドゥナ情報になりました。

先月ですが、彼女のインスタで、是枝裕和監督とのツーショットで、

新作「ブローカー」(仮題)の撮影が終了したことが発信されています。

コロナ禍の制約の中、よくぞ撮影してくださいました!

是枝監督、おめでとうございます!


日本アカデミー賞優秀女優賞受賞作「空気人形」の公開から早12年、

今回は韓国作品として、是枝監督とペドウナの”共演”が再び見られることになります。

そして、ペドウナと数々の名作で共演し、映画「半地下の家族」でオスカーを獲った

兄貴・ソンガンホも出演します。さらに、カンドンウオンはペドウナ史上最大の名作

韓国MBSのドラマ「威風堂々な彼女」(と思っています)で共演した、という、ここまで来ると奇縁です!


数少ない情報を総合すると、

現在編集作業ではないかと思われますが、コロナ禍の韓国での公開時期は

未定の段階ではないかと推察します。


日本公開は、一般的にはその後になるので、例えば来年の夏や秋くらいになるのか、

さらにずれ込むか、その辺もコロナ次第かと思われます。


でも、楽しみを通り越えて、夢のようです。

赤ちゃんポスト(ヘビーボックス)を題材にした

本作を是枝監督がどう描くのか?


関係者の来日も難しい現在、とにかく劇場で是枝監督とペドウナの作品を再び見たい!


ペドウナの魅力を知り尽くし、世界で一番のペドウナファンを自認?する是枝監督。

作品への期待は膨らむばかりです。


そして、コロナ禍で甚大な影響を受けたミニシアターでの「ペドウナ特集!」を望みます。

世紀のワンチャンス、かもしれません。是枝さんのトークももちろんお聞きしたいです。


#ペドウナ #是枝裕和 #ブローカー #空気人形 #ソンガンホ












Tokyo Filmex
映画「私の少女」公開イベントにて~Tokyo Filmex 2014より。※筆者撮影

Netflix「秘密の森season2」(全16話)を観ました。

では、久々にペ・ドゥナびいきの視点から感想を。

うーん、全般的に展開が重く、長かったー、という印象です。
(ペ・ドゥナの演技に関係ないんですが)

ストーリーは他のブログにも掲載されているので割愛しますが、
「season1」では、毎回目の離せないサスペンスな展開に、
サムスンの最新モデルのスマホを使いまくるデジタルなシーンにも釘付けになりました。
そして、財閥、家柄、お屋敷、異常なまでに美しい女優陣、と
韓ドラ要素もたっぷり。
何より、最終回の結末に胸を打たれました。

そこで今回ですが、話が、長ーい。
検事の誘拐、監禁、発見に至る後半で、一気に緊迫感が増しましたが、
結末が曖昧で、
半沢直樹的なスッキリとした結末にはならず、うーん。
主演のチョ・スンウの斬りこみも、最後はなぜか今一つで止まってしまった。
(主演2人の上司が最後どうなったのか?もない!)

お約束の韓ドラのコンテンツも、ファンジョ財閥の美しい会長、かな。
ただ、サムスンのスマホは5分に1回は鳴ってた。そこは前回同様。

で、ペ・ドゥナです。
アラフォーにさしかかり、髪をロングにして、
幹部として、しかし現場主義を貫く女性警察官。
韓国居酒屋も、焼酎も、何度も出てきました。
が、うーん。
やっぱり、脚本に合わせたのかな。

ペ・ドゥナはとても才能に溢れた女優さんですが、
作品に忠実に合わせる特性が昔からあります。
野球でいえば、3割バッターなんだけど、
ボールを迎えにいってしまう(球に合わせたバッティングになる)
クセがある、といった感じ。
逆にいえば、ガンガン自分を出すことはしないタイプ。

俳優とは基本そういうものだとは思いますが、
例えば、ペ・ドゥナの古典芸とも言える、
飲食シーンの天然なボケは、彼女ならではの芸です。
どんな状況でも4分で泣けるところも、そう。
自分の立ち位置をサッカーのゲーム盤を俯瞰するように把握できる才能も、然り。

本作では、役以上のことを仕方がなかったと思いますが、
ペ・ドゥナ独特の”間”の演技も見たかった。
ホームグラウンドなので、期待が大きすぎたかな。
でも、ペ・ドゥナだからこそ!期待です。
ペ・ドゥナは、まだまだ、こんなもんじゃないんです。

最終話では髪を短くしてフェアリーボブ、チョ・スンウにも好評で、かわいかった。
これぞ!われらがペ・ドゥナと唸るラストでした。
(女性層にはナチュラルなロングのほうが支持があるのかも、かっこいいしね)

ドラマはなんとなく、season3へ続くことを匂わせる不完全決着でしたが。
ペ・ドゥナのほうは、コロナの影響が心配ながらも新作「ブローカー」(仮題)で、
是枝監督と「空気人形」以来のタッグを組みます。
兄貴、そして世界のソン・ガンホとも共演です。

日本公開は間違いないでしょうが、来年中かな?
楽しみに待ちたいと思います。

#ペドウナ #秘密の森 #ブローカー #doonabae

映画「ブローカー」(仮題)※韓国作品、来春クランクイン予定
https://natalie.mu/eiga/news/393701

生きてて、よかったよ!
是枝監督、ペドウナ、ソンガンホ、ありがとう!!
賞なんて、どうでもいい!
この世で3人の作品が観れて、幸せ!

ペドウナの是枝作品出演は「空気人形」以来12年ぶり。
カンヌ受賞の是枝監督とオスカー俳優・ソンガンホの対決も史上初!となります。
空気人形ジオラマ
※懐かしの「空気人形」ミニジオラマ。

Oh! The Korean new work "Broker" will open next year. Director Mr.Koreeda will meets Ms.Doona Bae since "Air Doll".

#ペドウナ #Doonabae #koreeda #是枝裕和 #ソンガンホ #ブローカー #空気人形

ペ・ドウナに憧れてた小松菜奈さんと菅田君主演の映画「糸」を観ました。
テレビでかなり宣伝していたので
混雑が心配でしたが、ちやんと
ソーシャルディスタンスを1席空けて保たれ、
特にスクリーン前方ではのびのびできました。

映画のストーリーは予告編をご覧いただくとして、
感想を。

北海道、沖縄、さらにシンガポールと
3大人気観光地が登場し、コロナで今、
現地の事業者の方々は大変なんだろうな、
それでも公開できてよかったな、と
まず、感じました。

小松菜奈さんは、安定の美しさ!
ペ・ドウナが「リンダリンダリンダ」を撮った頃の
年齢なので、キャラそのものが違いますが、
追随を許さない強さ、のようなものを感じました。

個人的には、シンガポールで山本美月さんと
観光ガイドのアルバイトをしているシーンがツボで、
昔クアラルンプールで仕事していた頃を思い出さずにいられかった。
もう20年前ですが、
当時のマレーシアは日本人ガイド以前に、
日本語ガイドの数が
不足していました。
でも、シンガポールにはいたかな?

映画の展開は早く、いささか盛り込み過ぎの感はありましたが、楽しめる映画でした。
やっぱりスクリーンで観る、っていいな。

あと、中島みゆきさんの「糸」の歌声が、
起きているはほとんどの間、頭から離れません。
名曲ですが、すごい粘着力!

#糸 #小松菜奈 #ペドウナ


https://ito-movie.jp/sp/index.html

天王洲アイル
※マニアックな1枚ですが、ラストの”涙のレストラン”があった場所は今、
高層マンションになっています。天王洲アイルにて。
☆彡「空気人形」ロケ地めぐり(⇒この頃からさらに変貌している東京です)
https://grupo.jp/d_mente/free185323

映画「空気人形」の10周年記念上映が今、ソウルで行われています。
ペ・ドゥナも自身のインスタで作品や是枝裕和監督へのコメントを寄せるなど、
こちらも懐かしくなります。
日本の記念上映はちょっと難しかったみたいですが、
是枝監督の思い入れの強い作品で、フィルムも現存しているので
そのうちまた公開されるのではないでしょうか。

ところで、「最高の離婚」(韓国MBSテレビ)全20話を駆け足で観ました。
(U-NEXTで公開中)
うーん、長かったあ…という印象はあります。
日本のリメイク版なので、結末がなんとなくわかるだけに、
ぎゅっと凝縮してほしいところではありました。

ペ・ドゥナはもう自然体、というか、すっぴんの演技も多く、
しりとりでのモノマネなど、ボケっぷりも十分見せてくれました。

しかし、一番の見せ場は第19話のラスト!
別れた夫(チャ・テヒョン)とKO-RAILの和順(ファスン)駅のホームで
キス&抱擁するシーン。ここからハッピーエンドにつながる重要なシーンに、
あのオレンジと紺と白の韓国国鉄ならではの客車が機関車に引かれて登場。
実に久しぶりの”ペ・ドゥナと鉄道”が実現しました。
マニアック過ぎですが、これは嬉しい”共演”でした。

次は、フランス作品「Jesuisla」(特別出演?)が今月公開され、
これもネットでの公開を待ちます。
昨年仏日合作映画「真実」を撮られた是枝監督との縁が続いているのかな、と
あくまで推察ですが。
◆「Jesuisla」(Trailer)
https://vimeo.com/382576843

The cinema "Air Doll" are re-openning at Seoul for 10th anniversary and special works of Director Mr.Koreeda.

#空気人形 #空気人形10周年 #是枝裕和 #ペドウナ #最高の離婚 #airdoll
#Jesuisla

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※東急1000系”1013F”東急グリーン塗装車3連(多摩川線・武蔵新田駅にて)
【南越前町画像】樫谷T
※旧北陸線群「樫曲トンネル」(敦賀市からの画像「るるぶ&more」から引用)
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※かわい過ぎるペ・ドゥナ!

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

昨年は、皆さまとトンネルのおかげで、多くのメディアに出させていただきました。

”トンネルツアー”も昨年11月に第3弾まで催行され、ご好評をいただいています。

今年の初めに、ペ・ドゥナの隠れた名言を!

「作品はみんなの力で出来るもの。その作品で表そうとする内容が充実して表現されていれば
いいわけで、自分の出演する分量を問うことは理解できません」

昨秋40代の大台に乗り、ますます女優にモデルにグローバルな活躍をするペ・ドウナ。
相変わらず、体のケアは欠かすことがない様子が、さまざまな映像からもわかります。

だからリスペクト、もう尊愛のレベルで、人生の輝く目標!って、それが変でなくって
人間の年齢を超越したしっかりした何かを持つ人です。

彼女の最新作「Jesuisla」はフランスの作品ですが、
ペ・ドゥナがめっちゃ強い”特別出演”なので楽しみ。
FBなので2月上旬に公開とされていますが、そのうちネットで見られる気がします。

恩師ポン・ジュノ監督と兄貴ソン・ガンホ主演作「パラサイト」もスクリーンで観ます!

というわけで、今年も、このHPでトンネル、ペ・ドゥナはじめ最新情報を発信していきます
ので、脈絡がありませんがよろしくお願いします。

Happy new year 2020 for all. This is going to be a great year! I can't wait to see wonderful tunnels and hold the tunnel tour and all.

#ペドウナ #東急1013f #東急グリーン #ペドウナ新作

KBSドラマ「最高の離婚」(2018年、韓国版)が
U-NEXTで公開されています。
いやー、もう、待ってました!
第一話から、ペ・ドウナの古典芸「コケる」、
「デートの待ち合わせに遅れる」など、
ガサツな妻の役はもはや年季が入ってます。
原作ではオノマチの役で、
体育会系の役どころ、早くもカーリング姿も登場!

これ!この芸が観たかったんだ!
ペ・ドウナはこの芸風を捨ててはいけません。
わざと英語できない演技なんて、もう泣けてきます。

押しも押されぬ世界のペ・ドウナ、
アラフォー「大台」を今月達成しても、
ペ・ドウナ節はしっかり健在です。
これから20回のドラマ、ゆっくり観ます。

おお!漢江を渡る国鉄乗り入れ車両と
クルマで並走してる。こっちも期待できそう!

#ペドウナ #最高の離婚 #最高の離婚韓国

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この度の台風19号で深刻な被害に見舞われた皆様に心からお見舞い申し上げ、
1日も早い無事と復旧をお祈りします。

さて、10月11日はペ・ドウナの誕生日。
ついに彼女も”大台”に乗りました。

最近、モデルや韓国での女優活動、ウオウシャウスキー監督との縁も続いているようですが、
9月初旬の釜山国際映画祭で是枝監督が表彰された際、一緒に壇上に上っていたペ・ドウナ。
今年はその是枝作品「空気人形」の公開10周年にあたり、
是枝監督のトークイベント&上映会にも期待しています。

ところで、SHISHAMOのVo.の宮崎朝子さん、ちょっと若い頃のペ・ドウナに似てますね。
過去にシングルマサーの役も演じていたペ・ドウナ(「頑張れグムスン))なので、
年の近い母娘、って設定も行けるかも。
今、歌ってる曲「君がそばにいるだけで」もいい曲。
PVは奥沢など地元でも撮影されて、大井町線の電車も映ってます。

ペ・ドウナは元来の日本好き。
でも、今年公開された映画「麻薬王」のように、ネット(ネトフリ)公開になると
公式来日のチャンスがなかなかないですね。

今は、時を待ちたいと思います。

ペ・ドウナはますます元気そうなので。

※画像は「Tokyo Filmex」(六本木)で「私の少女」上映トークショーでのペ・ドウナ。
もう5年前になるかな。

Happy Birthday Doona Bae on 11.OCT!
She looks like the vocalist of Japanese girls band "SHISHAMO".
And This year is 10th anniversary of the opening her work "Air Doll".
I feel like Director Mr.Koreeda will appear his talk event about "Air Doll".

#ペドウナSHISHAMO #ペドウナ #空気人形 #ペドウナ誕生日 #是枝 #宮崎朝子
#君がそばにいるだけで #ペドウナSHISHAMO似てる

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思い切り、重要な情報を入手!
「リンダリンダリンダ」の劇中ペドウナたちが一列で
歩いた川の土手道は、前橋工業高校近くの利根川
であることが判明しました。
高崎フイルムコミッションに当時の記録が
ありました!
15年かかって見つけた!
行かねば、前橋へ!
そう、まもなくペドウナ生誕の日。
 
→桃の木川ではないか、説あり!確認してみよう。

#リンダリンダリンダ
#ペドウナ

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昨年末韓国で公開された映画「麻薬王」が早くもネットフリックスで
公開されています。映画館で観たかったのはやまやまだけど、
久々に"ペ・ドウナびいき"の目線から感想を。。。

1)観たかったペ・ドウナの”悪役”!
そして映画「空気人形」"のぞみ"役のあの”ペ・ドウナなまりの日本語”も!

作品は70年代の韓国で麻薬(ヒロポン)の密輸で”麻薬王”とまで呼ばれた
イ・ドウサム(ソン・ガンホ)の隆盛から転落までを描いたなかなかの大作で、
ペ・ドウナはそのフィクサー兼愛人となるキム・ジョンウを演じています。
ペ・ドウナの芸歴において初めての”悪役”で、最後はナレーションながら、
拷問され、逮捕される運命となる女です。

そのファッションは70年代から最新のドレッシーなものまで多彩。
そして、お得意の日本語が久々に登場。
10年前の「空気人形」の"のぞみ"役のあのペ・ドウナ訛りが聞けます。
ウオウシャウスキー監督の一連の作品でさんざん出ていたアクションも封印し、
ヒロインと真逆の"厄介な女"の役どころはペ・ドウナ史上初めてでしょう。
今年40才を迎える今のペ・ドウナだからこその演技を堪能しました。

2)ペ・ドウナの”兄貴分”ソン・ガンホと12年ぶりの共演!

「グムエル~漢江の怪物」以来の”兄貴”との共演となりましたが、
後半自ら麻薬に侵され、堕ちていく終盤はさすが!と唸らせる
ソン・ガンホの一人舞台でした。
意外だったのは随所に出た日本語の上手さ。
大相撲のモンゴル力士をほうふつとさせる流暢さが面白かった。
役者の幅が広く、余人をもって代えがたい役者さんです。
ペ・ドウナとの共演が叶っただけでも嬉しかった。

3)日本のシーンも?台湾ロケとCGを駆使?

麻薬の取引で日本のシーンが何度か出てきますが、
70年代の日本の夜のビル街を再現したCGが一瞬写って興味深かったし、
釜山の70年代はかなり忠実で、お金かけていました。
麻薬、対日問題など、コンプライアンス上、
日本の映画館上映は難しい内容でしたが、そこはネトフリ、
作品としては良くできていて、特に懐かしいジグソーの「スカイハイ」をBGに
事を勢いよく進めていくシーンの描き方は痛快でした。

追記)韓ドラ「秘密の森」で財閥の狭間で苦しむ難しい役を好演し、ペ・ドウナとも共演したユ・ミュエジョンが、
ちょっと情けない地方公務員役で出ています。

Wow! I watched the new cinema "麻薬王" by Doona Bae on Netflix. It's awasome work!

#麻薬王、#ペドウナ、#ソンガンホ

読売テレビ(日本テレビ)「わけありレッドゾーン」の収録は、
山手線T駅近くの地下1Fのスタジオで行われました。

4本を1日で収録するのですが、私は2番目。
1番目と3番目の方と楽屋で少しだけご一緒しましたが、
ほとんど一人でした。

ガランとした一室に、お菓子とペットボトルのお茶。
そして姿見に鏡がありました。

前の方の収録待ちで、一人シュールに鏡を見ていました。
思い出したのは、ずっと前のライヴハウスの楽屋。
今の原宿クロコダイルなどです。

あのときは、Vo.でMCも一人でやってたので、
出番前の緊張感は凄かった、リバースしそうになるくらい。

それと比べると、ADさんはセッティングしてくれるし、
正直カンペもあるし、お客はいないし、気は楽でした。
だって、クロコのお客って、スベるとブーイングな拍手してくるんですから。
それが舞台、だと思ってました。

今回はディレクターのBさん、ADのHさんにお世話になり、
本番ではライセンスのお2人の頭の回転の速さにうなり、
(NKB48の渋谷)凪咲ちゃんのほんわかした雰囲気に癒されました。
スタッフの皆さんも皆明るくて、いい現場だなあと感じました。

それにしても、あの鏡。写る自分の姿。それが20分くらい続いたかな。
鏡と対話しているような、非日常な時間でした。

ペ・ドゥナは、一人楽屋ではどう過ごしているのかしら?
この道20年強のベテランは、気持ちの切り替えが相当出来るはすです。

◆番組予告「トンネルを溺愛する男」(日本テレビ:本日14日早朝2:15放映)
http://www.ntv.co.jp/program/detail/21874345.html

※放送は民放ポータルサイト・ティーバー、hullでも見れるようです。

#わけありレッドゾーン、#ライセンス、#NMB48、#渋谷凪咲、#ペドゥナ

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※映画「トンネル」より。
COPYRIGHT © 2016 SHOWBOX, ANOTHER SUNDAY, HISTORY E&M AND B.A. ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED.

公開から結構時間がかかりましたが、
ようやく「sense 8」のseason 2をNetflixで観ました。
どどーん!

season 1から通じて、文字通り世界へ羽ばたいたペ・ドゥナと
この作品について、ひさびさにペ・ドゥナびいきの視点から…。

1)なんという体の絞り方!ペ・ドゥナは、今流行の”ゼロトレ”を超えた!

とにかく頻繁に肌を露出してのアクションが多い作品。
鍛えに鍛えたアラフォーのペ・ドゥナに、奇跡の肉体美を感じました。
「空気人形」(2009年是枝裕和監督)のときと同様、
求められる”見せる肉体”を見事に造り上げてきました。
特筆すべきは過度に腹部がムキムキにならず、太腿も筋肉パンパンにならず、
かつバストは適度にラインを維持したところ。
現役バリバリのモデルとはいえ、流石としか言えません。

2)因縁?亡父役にあの人!

season 2には遺影でしか登場しませんが、
ドラマ「秘密の森」(韓国Tv-n)の悪の財閥のドンの役の”あの人”
(イ・ユンボム)が、サン(ペ・ドゥナ)の父役で出ています。
善悪が逆になっただけで、パリっとした背広姿もそっくり。
そのお墓の前で汗びっしょりの派手なアクションシーン、ですから、
なんとも俳優を使いまくる作品です。

3)マイノリティ、そして肌の色…ウォウシャウスキー監督が描きたかったこと

最後は大団円、というか、人類みな兄弟、みたいな壮大なラストシーンですが、
例えばペ・ドゥナに対して、”東洋の”、格闘にめちゃ長けた、
露出の多い女、を求めていなかったか。
ケニアのアフリカン勢も明確に欧米勢と分けて表現されていました。
これは”差別”ではなく、人種を超えた”繋がり”を表そうとしていることも
わかります。(映画「クラウドアトラス」もそうだった)

しかし。
個人的見解ですが、ペ・ドゥナにとってはどうだったのかな。
必死でネイティブ並みの英語力を体得し、
作品に文字通り溶け込んでいましたが、
昔から、(監督に)求められれば、
求道者の如くその道を究めるタイプの女優。
それがペ・ドゥナの特性だと思います。
来月ちょうど40歳を迎える彼女にとって、
さすがにこういった凄まじいアクションを演じるのは
まもなく限界が来るでしょう。
彼女のひとつの代表的作品として、
欧米、アフリカに新たなペ・ドゥナファンを増やした効果もあるでしょう。
それらの国からオファーが来るかもしれないでしょう。

でも。
もしseason 3 があるとしたら、
さすがにペ・ドゥナの役者人生にはキツイかな?
と思いました。
やっぱり、彼女にはあの天然キャラの”ペ・ドゥナ節”が不可欠だし、
その道はこの先も、
何歳になっても真っ白く開けていると思います。

最後に。
いくらなんでも、刑務所の首つりシーンはやり過ぎに感じました。

と、言いたいことを言いましたが、
そういえば、ペ・ドゥナのインスタ(★)って、今、止めていません?
sense 8 撮影中は、根っからの旅好きなので、
世界中からインスタしまくっていたペ・ドゥナは、
今、母国のドラマ撮影に入っている頃です。
(CX「最高の離婚」のリメイク版、オノマチの役か?)
来年初めには新作映画「麻薬王」で恩師・ポンジュノ監督,
ソン・ガンホと久々の顔合わせ、しかも初の歴史ものに出演します。
順調に行けば、来年中にも日本で公開になるでしょう。

今年は、日本では(公開作のない)いわゆるウラ年でしたが、
年末にはNetflixのドラマ「キングダム」
(「トンネル」のキム・ソンフン監督!)の公開も控え、
また、ペ・ドゥナが見られます。
そして来年は、「空気人形」公開10周年!
何かが起きる?かな。

(★補足…ペ・ドゥナのインスタグラムはその後再開され、元気な姿を見せています)

#sense8、#doonabae、#ペドウナ、#ペドゥナ、#麻薬王、#ウオウシャウスキー、#センス8

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叡電・宝ヶ池駅は「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(2016年三木孝浩監督)のロケ(ストーリー)の
大きなポイント。
この映画、あらすじは話すと長くなりますので下記に譲りますが、
ストーリーのメインとなったクリーム色のベンチには主演の福士蒼汰さん、小松菜奈さんのサインが今も残っています。
700系も健在!
これは、映画をご覧になった方しかわかりませんが、
愛美(小松菜奈さん)が最後(=最初)に700系のドアが閉まり、車内で
ひとり泣き崩れるシーンは、八瀬比叡山口行の電車でした。
(映画では「出町柳行の電車がまいります」と逆アナウンス!)
ということは、終点で降りることは考えにくく、
残る駅は三宅八幡!
このミステリアスな無人駅が、”向こうの世界”への入口の最寄り駅だった?
ということになります。

ま、それはさておき、叡電、いいですね。
架線越しの冬晴れの空のラストシーンが象徴していますが
「ぼく明日」のほのぼのとした雰囲気に合ってます。
電車も当時と変わらず、と思いきや、
新車・デオ730系が映画の”番線”に入線していました。
叡電のイメージを一変する鉄仮面のような単行ですが、それもまた良し。

宝ヶ池駅の、”こまつな”さん(実際にぺ・ドゥナのファン)が座ったベンチは、
今日も地域の人たちに利用されています。

◆ストーリーはこちら↓
https://filmarks.com/movies/66284

#ぼく明日、#小松菜奈、#福士蒼汰、#ぼく明日ロケ地、#ぼく明日叡電、#ぼく明日宝ヶ池、#叡電700系、#komatsuna、#デオ730

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※叡電700系、出町柳駅付近で。

ペ・ドゥナのファンでも知られる小松菜奈さん。
映画もヒット作に連続して出演されていますが、
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(2016三木孝浩監督)では、
叡電の全面協力で、宝ヶ池駅、茶山駅ホームなど、
沿線の”鉄”ポイントも頻繁に登場する飽きない作品です。

大ヒットしたコミックをもとにした映画で、
あらすじを説明するのが難しいファンタジーですが、
”こまつな”さんの、恋人の相手役・福士蒼汰さんへのセリフが
ちょっと上から目線で(実は作品のカギになる重要なごまかし)、
そこが作品のエッセンスにもなっている気がします。

たとえば、
◇動物園でキリンを見上げながら…
「わー、キリンて、おっきいねぇー」
◇知らないはずの恋人のお母さんの味のビーフシチューの味付けを指摘されて…
「たまたま、じゃないー」
◇商店街の屋台のピザ、唐揚げを食べた後…
「もういちどあのピザを食べないと、私の中で終わったことにならない」
など。

画像
※台北のデパートのコスメ売り場で。

モデルとしてのキャリアは、実はペ・ドゥナより長く、
アジアでの人気も高い小松菜奈さん。
作品にも恵まれて、今後が楽しみですが、
この「ぼく明日」の(冬の)叡電コラボは最高作かも。
それほど、よく撮れている作品に思います。
もちろん、700系、800系など電車たちもよく撮れてます。

#ぼく明日、#僕は明日昨日のきみに、#小松菜奈、#ペドゥナ、#福士蒼汰
#叡電、#叡電700系

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映画「空気人形」(2009年是枝裕和監督)のラストシーン、ペ・ドゥナが”涙のバースデイ”を夢で見た、という設定の夜のレストラン。それは天王洲アイルのシーフォートスクエアの運河を挟んだ向かいにあるお洒落なレストラン「クリスタルヨットクラブ」で、近くに勤務していたころ、私もランチで何度か行きました。
その後、レストランはなくなり、一面の野原状態が続きましたが、
今週行ってみたら、立派なマンションに!
モノレール駅近で、すでに満室の様子、さらに隣にもう1棟建設中でした。

「空気人形」公開から来年で10周年。
是枝監督もペ・ドゥナも、すっかり世界のコレエダ、世界のペ・ドゥナになりました。

I"d visited the location spot of "Air Doll"(directed by Mr.Koreeda) , Doona had crying at
the restaulant in the night. It had so changed to be high grade mansions.

#空気人形、#airdoll、#ペドゥナ、#是枝、#doonabae、#空気人形ロケ地、#koreeda

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※映画のワンシーンにも登場!小湊鐡道キハ200系

第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた
是枝裕和監督の「万引き家族」を観ました。
雨の平日の夜にもかかわらず、
日比谷にはかなりのお客さん、
しかも客席には熟年の方も目立ちました。
では、憚りながら感想を。

1)さすが、世界のサクラ!「百円の恋」実って、涙あふれる好演!

カンヌの審査基準は存じませんが、サクラさんの演技が高く評価されたことは
間違いないでしょう。
抜群!
ラストにサクラさんらしい”泣き”のシーンがあるのですが、
これは今、日本で彼女しかできない。
「空気人形」公開時に「愛のむき出し」(園子温監督)で、
プライベートでも親友の満島ひかりさんと、
文字通り刺し違える過激なカルト集団の女の役も凄かったけど、
「百恋」にせよ、「0.5ミリ」にせよ、「クヒオ大佐」にせよ、
彼女の”打率”の高さは、作品に恵まれたこともありますが、
ペ・ドウナを超えているな、とすら感じました。

2)「空気人形」から9年、微妙に変貌した是枝作品の姿

本作は、貧しい小さな家を中心に繰り広げられますが、
もうその時点で「空気人形」の”あの家”を思い出しました。
子役の女の子が、キラキラと陽に反射する小さなガラス玉を数える
終盤のシーンも、”あれ”でしょう。
(すみません、空気人形を観た方しかわからず…)
しかし、カメラの寄り方(描写)や、樹木希林さんの連続起用など、
監督の求める具体的な形に変化が見られた気がします。
「空気」のときには、吉野弘さんの詩を通じた表現、
そしてペ・ドウナに求める、ズバリ過ぎる演技もありました。
一言でいうと、より抽象性が高まったかな。

話がズレますが、我らがJR東日本「行くぜ東北!」2代目・松岡茉優さんの抜擢にも
驚きました。体当たりの演技でしたが、個人的には、どうしてもペ・ドウナの
各シーンを思い出し、やや中途半端な役に感じたのは、
松岡さんよりキャスティングでしょうか。
綺麗な女優さんだけに逆に難しい部分もありますが、
今後も、踏み込んだ演技に期待します。
一方、NHK「あまちゃん」のあの元気な役も好きですし。

3)お楽しみの鉄道は「小湊キハ200」
これはもう、どーんと2編成の田園走行シーンが出てきます。
”鉄”を自認される是枝監督も満足でしょう。
それから、海のシーンは、同じ千葉県のいすみ市(大東海岸)でした。
(そういえば先月、市の方がロケ地になったことを言われていました)

改めてカンヌ・パルムドール受賞おめでとうございます!
当時(空気)からプロデユースに携わる田口Pにも拍手!です。

I saw the brandnew cinema "Manbiki-kazoku" by Director.Mr.Koreeda. He got the main prize ”Palme d'Or” of Festival International du Film de Cannes 2018.

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