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前回ブログの通り大阪での上映は大盛況で、日本での公開も来年春に決まった模様です。いまだ余韻の残る筆者ですが、観賞中に感じた本作の”謎”を2つほど。

◆その1「謎の遊園地」

作中、葛藤と衝突の後にようやく打ち解けた南北の選手たちに「外出許可」が出され、一同大喜びで遊園地に遊ぶシーンがあります(但し、両国エースのハ・ジウォン&ペ・ドゥナは外出せず)。
幕張で行われた大会ですから、当然”TDL”かと思いきや、どうも違うローカルな遊園地の風景が出てきました。
一瞬、谷津遊園か?あるいは船橋ヘルスセンターか?と思いを馳せ巡らせましたが、ともに90年代にはすでに閉園されてるし…。イメージとしては現・東京ドームの遊園地ゾーンの一角で、なんか可愛い感じでした。千葉市がロケに協力してるとのことで、もしかしてTDLのどこかなのか…?いや、そうは見えなかった。

◆その2「謎のホテル」

両国の選手団が滞在するホテル(頻繁に映されたホテル名は失念しました)。飾り気がなく無機質な感じで、それが十数年後の現在に有名観光地で見られる”アジアインバウンド団体専用ホテル”を彷彿とさせて、かえって”リアリズムな宿”でした。
ムン・ヒョンソン監督はじめ韓国の若い方の持つ日本のホテルのイメージって、案外こういうものなのかな…と思ったりしました。

以上、製作予算的なことがあっての”謎”かもしれません。
でも、いきなり現代の日本の街がスクリーンに出てくるより、こうして”日本っぽさ”が希薄なほうが、イマジネーションをくすぐられて好きです。

世界卓球選手権開催時はJR京葉線の開通後でしたが、当時の車両ならば京成電鉄に今も現役で走っているので、京成幕張あたりでロケしたら”鉄”としては素晴らしかったんですが…。

京成電車に乗るペ・ドゥナ…う~ん、強烈すぎる。

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10月28日、「2012大阪韓国映画週間」(シネマート心斎橋)の中で「Hana~奇跡の46日間」(原題「KOREA」)が1回だけ上映されました。
満席の場内、ラストシーンではあちこちで”すすり泣き”の声が溢れ、上映後には、これがデビュー作となるムン・ヒョンソン監督が壇上に登場。ほのぼのとしたトークも行われて、”ペ・ドゥナびいき”としては幸運なひと時でした。ムン監督は真面目で優しそうな人柄でした。
韓国とは、北朝鮮とは、そして日本とは、祖国とは…そんなことを考えさせられる逸作、です。

<ストーリー>
1991年に千葉市(現・幕張メッセ)で開催された世界卓球選手権で結成された史上初の「南北統一チーム」。両国の選手たちは来日後、急きょ統一チームとして戦うことを知らされ、その後46日間にわたり、さまざまな葛藤や衝突を経て、互いの心が通じ合っていく。準決勝を前に、ある問題から北朝鮮選手団が離脱しかけるも、韓国のエース選手たちの嘆願が通じ、再び統一チームで挑み、ついに決勝でチャンピオン・中国に大接戦の末、勝利。金メダルをつかむ。南北の2人のエースは、次の世界選手権で対決したが、その後、再会することはなかった。

<キャスト>
韓国のエース選手に今まさに旬のハ・ジウォン、そして北朝鮮のエースがペ・ドゥナ(間違いなく”ずばり”な役!)。
ハ・ジウォンも素晴らしい出来で、「宮崎あおい=篤姫」のごときハマリ役(それと脚線美がスゴい!)。
ほかに脇を固める役者も、ハン・イェリ(北朝鮮の若手女子選手)など熱演が光り、「グムエル~漢江の怪物」などでペ・ドゥナファンにおなじみの女の子、コ・アソン(らしき?)もハ・ジウォンの妹役で出ていました。

<ペ・ドゥナびいきの視点から…>
題材が題材なだけに観る方も緊張しましたが、この”直球勝負”を見事に捉えてスタンドへ放り込んだ感じでした。
「サムディ」(2006年OCN)でも在日韓国人という非常に難しい役に挑んだ彼女ですが、その後踏んできたさまざまな場数と真摯な努力が、今回、集大成として滲み出ていた感があります。特に、エモーション・グラフ(ペ・ドゥナの感情曲線)が最初は極力抑えめに、そして徐々に右上がり、そしてラストでビシっと決めて満場を泣かせたところは流石。
また、大会中、急性肝炎を押して出場するシーンでは「肌艶の悪いペ・ドゥナ」というのを初めてみました。
ムン監督も「(北の選手に)なりきっていた」と称していましたが、
確かに、是枝さんや山下さん、そしてポン・ジュノ監督の描くペ・ドゥナとは別の人格がそこにいました。

その他、長くなりますので、そのうち、別ページ作ります。

◆「Hana~奇跡の46日間」公式HP 
http://www.korea1991.com/story.html

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田端信号場からJR王子駅ホーム側線を経て北王子貨物駅(日本製紙)に至る「北王子専用線」。秋晴れに気持ちの良い京浜東北線・王子駅からのウォーキングルートです。

◆王子駅…専用踏切群(計4カ所)…北王子駅(日本製紙十条工場内)…東十条駅(または王子神谷駅)

JR王子駅から「北とぴあ」の右側を通り抜け、京浜東北線との分岐点から貨物線の伸びる方向に行くと、専用踏切(第一宮江町踏切など)まで徒歩約10分。目前にゆっくりと重厚に迫ってくるDE10が楽しめ、速度が速度なので”女子鉄”の方でも安心して撮れます。

貨物列車は北王子駅に着くと、機回しした後、別の貨物を引いてまもなく出発しますが、構内には小さな「日通」のスイッチャーが3機いて、その日はDE10の引く貨物列車が出てしまった後も、ポイントを行き来する「見せ場」がありました。

北王子駅脇の桜並木が有名ですが落ち着いた秋もなかなかのものです。
東十条駅までは商店街を通って15分位。カフェや食事処も豊富です。

搭載する製紙貨物は主に石巻港から運ばれたもので、震災後はしばらく運休が続きました。一ファンとしても運行の復活が嬉しい限りです。

なお、ダイヤはその関係で、1日4運行(平日)のところを現在2運行の模様です。王子駅の下り列車通過時刻は、7:50頃、12:20頃の2本のようで、折り返しの上り列車はない場合もあるようです。

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朝の宇都宮・高崎線(下り)から見た尾久機関区(だから”アサオク”)。先週ですが、高崎区の旧客・スハフ42が見えました。
復活当初、鴻巣駅に臨時列車で突然現れたときには驚いたものです。
「客レ」だった日々…、新津から青森までの直通「833レ」はもう30年も前の話ですが、車内で聞かれる訛りが少なくとも3種類、北に行くにつれて変化していくのがわかったものです。

朝のさいたま新都心駅。浦和寄りに、183系「修旅臨」と485系「リゾートやまどり」の出会いが見えました。
「臨」の車窓からは、「撮り鉄」している小学生の男の子の興奮した様子が伝わってきました。写真よりも、同級生と一緒に乗った「臨」の記憶のほうが、一生忘れないものになるかもしれません。

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先日その存在に気付いた、王子駅ホーム田端寄り先端から「北王子貨物線」の単線沿いに見える標識です。白木が朽ちてボロボロになっていますが、どうにか「1.3」らしき数字が読み取れ、国鉄貨物時代の田端操車場からの「キロ程標」であるように思います。
京浜東北線南行の最前部車両から見ることができます。
王子駅ホームのこのポジションは、線路下に都電の踏切があり、電車が通るたびに、踏切やモーターの音でちょっとドキドキします。

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昨21日(日曜)朝に完全高架化が実現した京急蒲田駅付近ですが、地元区民にとっては結構、劇的な変化です。

<京急蒲田駅・新ホーム構成>
3F(1,2,3番ホーム)が川崎・横浜方面、2F(4,5,6番ホーム)が平和島・品川方面、そして羽田空港へは両方の階から列車が出ます。

<変化のポイント>
①東西自由通路の開通
…特に西口は、旧改札口の廃止で人の流れが変わりそう。
②品川~京急蒲田間の日中「普通」登場と、「普通」専用の掻き込みホーム(2,5番線)の出現
…旧国鉄駅に見られた「0番線」のような”掻き込み具合”がなかなかのものです。京急蒲田行き、というのも何だか懐かしい。
③1、2、3Fを結ぶ複雑なエスカレーター
…品川・新橋方面へ行くのにうっかり3Fに上がってしまうと、2Fに降りるエスカレーターが遠いので要注意。

廃止された地上線路や踏切については、京急蒲田付近は”覆い”で完全にクローズされていましたが、大森町駅ではいまだ進行中…といったところで、まさに歴史に残る大工事です。

※添付画像は順に、1)京急蒲田駅第一京浜踏切跡、2・3)同・掻き込みホーム(2・5番ホーム)、4)同・空港線分岐廃止部分、5)大森町駅下り新ホーム、6)同・地上線廃止部分クローズ工事中(ごくろうさま!)です。

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さいたま新都心駅の宇都宮・高崎線ホーム(浦和寄り)から珍しい”485系並び”が見えました。日中はほぼ逆光になる位置で、ケータイ画像なので小さくてわかりにくいですが…。
武蔵野線短絡線の関係か、お座敷「華」なども浦和寄りで一旦停車している光景がたまに拝めます。

※追記…485系と183系あずさ色のようでした。いまだに「こだま」と「雷鳥」の車両の区別がつかない筆者です。

久留里線の風

2012年10月20日
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この春、久留里線に乗りに行ったときの画像です。
1車両ほぼ貸し切り状態だったので、窓を開けさせていただき、上総の春風を感じました。
ただ、このときはキハ30国鉄色が踏切事故直後で、残念ながら”お蔵入り”中でした。

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「北王子線」は田端~北王子間の短い貨物線で、1日わずか4往復の運行ですが、たまに朝の宇都宮線下り(7:44発小金井行/土日祭運休)の車窓から、王子を過ぎたあたりで追い抜くところが見えるケースがあります。画像は、王子駅ホームの田端寄りからケータイで撮ったものです。
下り(北王子行)の貨物線ダイヤによると、王子駅の京浜東北線南行の隣の単線を、おおむね以下の時間に”しずしず”と通過します。

⇒7:50頃、12:20頃
※後日追記…平日4運行のところを現在2運行の模様(上りは運休もあるよう)

朝から昼までは田端方面が逆光になるので、曇りの日か、折り返しの上り列車を撮るのが良いようです。曇りの日だとライトが映えます。
(そのへんは”撮り鉄”の方の情報が詳しいと思いますが…)
なお、王子駅ホームから、貨物線の線路沿いにキロ標のような古めかしいものが刺さっているのが見えました。よく確認できませんでしたが、京浜東北線南行最前部のドアあたりから見えると思います。

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ついに土曜日(20日)いっぱいをもって、京急蒲田駅付近の地上駅&空港線大カーブが廃止され、大田区民のみならず環八、第一京浜利用者にとって数十年来の悲願だった渋滞解消へ、完全高架化が実現します。
西の阪神と並んで称された、雑色付近の”カッ飛ばし”も昔話になるわけで、やっぱり”鉄”としてはちょっと淋しい…。
なお、完全高架化の「記念入場券」が、21日(日)朝から京急蒲田駅及び品川駅前の京急百貨店などで発売されるそうです。

朝の尾久にD機

2012年10月17日
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朝の宇都宮(東北)・高崎線のお楽しみ、尾久駅付近の車窓です。彼方に入替用のDE10が見え、青空と朱色がベストマッチです。
上野発7時台後半の列車で運が良ければ、王子あたりで「北王子線」のDE10を追い抜くシーンも見られます。

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10月6日(土)に「池上線開業90周年」の特別仕様(横サボ&前面方向幕など)で運行された7700系「東急クラシック」の1編成が、元通りのオリジナル塗装(赤帯なし)で池上線に復帰しています。
秋の澄んだ青空のもと、ステンレス単色の3両編成が池上線の日常風景にすっかり馴染んで、優しい”まなざし”です。

※画像は蒲田駅、池上駅にて。

☆201210011356000.jpg201210011355000.jpg

「空気人形」(2009年)のラストで、ペ・ドゥナ(空気人形)が最期に幸福なバースディの夢を見て、号泣するシーンがあります。
彼女自身のその後のハリウッドへの道を拓いた象徴的なシーンに思いますが、そのロケ地、天王洲アイルの運河沿いのお洒落なレストランは、残念ながらすでにクローズされ、今は草地になっています。
でも、かえって、この映画の持つ切なさが沁みる感じがします。
場所は、東京モノレール・天王洲アイル駅に隣接したJTBビルの裏の運河を橋で渡った向かいです。
ちなみに、ここを走る「品川埠頭循環」の都バスは、運河や工場、入国管理局などを通って独特の情緒があり、特に晴れた日の夕暮れは雰囲気があります。

◆詳しくは、当HP「空気人形」ロケ地のページをご覧ください。
http://ryukyumekama.grupo.jp/free185323
http://ryukyumekama.grupo.jp/

The restaurant of "Air doll"'s last scean was already closed with regret.Please see the page(in this HP) of ”Location area of Air Doll".

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ついに本日(11日)キハ28(旧高岡色)が、国鉄色も凛々しく「いすみ鉄道」に搬入されました。
NHKの首都圏ニュースでも放映され、思わず涙…です!
あの「3.11」夜の、あまりに悲しすぎた富山口の最終運行以来、日本にたった1両のキハ58系現役車両として、奇跡的な復活を遂げました。
鳥塚社長、関係者のみなさんのご尽力に、感謝感激です。ほんとうにありがとう!
来年1月に運行開始予定とのことで、もう、絶対に、行きます。

◆いすみ鉄道社長ブログ
http://isumi.rail.shop-pro.jp/

※画像は高山本線時代(2010年6月頃)のキハ28、富山駅、越中八尾駅にて。

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当電鉄本線「嶺丸子駅」は古い高架駅で、築堤下の狭い道がやや暗目です。多摩川や、晴れた日には御嶽山系の山々がホームからも見えます。

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東横線利用者に長年親しまれてきた”日比谷線直通”が、来年3月の東京メトロ副都心線の相互直通乗り入れで直通運転取りやめとなり、自由ヶ丘方面からはの日比谷線利用はすべて中目黒乗り換えとなります。

直通本数自体は少なかったものの、東急のステンレス車とは一風違った営団(現・東京メトロ)の地下鉄車両が多摩川を渡るシーンも、まもなく見納めになります。多摩川を渡ってきた現・03系が多摩川園!の大カーブを豪快なスピードでやってくる姿、そして落ち着いたグレーの塗色がナイスです。ラッシュ時以外は空いていて、車内が静かなのもまた魅力です。

秋は「秩鉄」!

2012年10月08日
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秋空に似合う秩父鉄道。さる3月にJTB「体験旅くらぶ」で広瀬河原車両基地内の特別見学ツアーに参加したときの画像ですが、特に国電型のマスコンの”プシューッ”を体験できて本当にラッキーでした。
今年はSLパレオの運行中止というアクシデントがあったものの、秩鉄の象徴”デキ”が代打で、茶色に塗装されたオハを牽引しています。
そして、旧国電100系(現1000系)に乗れるタイムリミットもそう長くはないように思います。車両基地へは入れないものの、毎年11月下旬に開催される三峰口駅の車両フェスティバルは、特に好天だと秩父の山並みと青空をバックにさまざまな車両たちが撮れるので、一度おすすめします。

昨6日の「池上線開業90周年」特別仕様列車(旧7000系)の興奮冷めやらず…ですが、田園都市線宮崎台駅隣接の「電車とバスの博物館」にも、「昭和の東急」を感じさせる名車の一部分が保存されています。
画像は当電鉄ともゆかりの深い「玉電デハ200系」、「デハ3450系」の一部です。

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天候にも恵まれ、「東急クラシック」7000系(現7700系)の特別仕様列車が6日午後、池上線を”臨”ダイヤで運行されました。
筆者は、故郷・御嶽山駅を中心に、雪が谷大塚~千鳥町間を行ったり来たりして、興奮の”撮り鉄”体験でした。

注目の特別仕様ですが、側面に「池上線90周年」の紺色の”横サボ”、そして前面には、特別仕立ての方向幕と列車番号幕、さらに前面の車両番号表記を「7001」(五反田側)、「7002」(蒲田側)に改めるなど、鉄道模型ファン的な手の込んだ演出でした(特に「蒲田」の幕は白地と黒地の2種類も!)。”前サボ”は春から貼り出している「池上線90周年」の丸ステッカーと同様のものでしたが、かえってスッキリした印象を持ちました。

何よりグッときたのは、最終の雪が谷大塚行きの車窓から見えた、線路沿いに絶え間なく続く”鉄”の皆さんの姿。池上線沿線で生まれ育った”鉄”にとって、これほどの「熱」は”品鶴線”のSL運行以来!?
最後の千鳥町駅ホームでは、カメラを持つ手が震えました。
大半の地元区民は「何があったんだろう?」のまなざしでしたが、中にはママ鉄さんの姿も見え、そうした注目を一身に浴びる昭和の名車、車齢51年目の7000系が、10月の陽射しにひときわ輝いて、誇らしく見えました。

埼玉の鉄道5社による「鉄ぐるっ!埼玉」スタンプラリーが始まりましたが、川口「Skipシティ」の隠れ「鉄」スポット情報です。
まず、市立科学館内のHOエンドレスのレイアウト。クリーム色の国鉄型電車のマスコン(本物)を使用できて、新幹線N700系と成田エクスプレスの2種類の「運行」を各100円で(3分間)楽しめます。川口駅からバスと徒歩で約20分という距離も幸いし?、平日午後など団体のいない時間は空いていて、大人でも恥ずかしくなく楽しめます。
また、別棟でNHKアーカイブのライブラリーを無料のPCで観られますが、コンテンツの中に「追想・埼玉の鉄道」という埼玉県制作!の番組があり、昭和58年に廃止されて今なお模型ファンに人気の高い「東武妻沼線」の湘南顔ディーゼルカーなど、貴重な映像が登場します。NHKアーカイブのコンテンツも昭和を感じさせるものが豊富で、おすすめです。

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埼玉を通る鉄道5社(JR東日本、西武鉄道、東武鉄道、秩父鉄道、SR)共同のスタンプラリーが10月1日から始まりました。
今年で3回目を迎えるスタンプラリーですが、今年は埼玉県内各地のグルメ、スイーツ、地酒などの割引特典も盛り込まれていて、主要駅に設置されているリーフレット・ポスターも”女性目線”の鮮やかな出来映えです。
”鉄”にとっては、オリジナルの「鉄ぐるっ!埼玉トレーディングカード・コレクション」が魅力で、スタンプ5個で先着100名(以降は抽選で200名)にもらえます。先着100名…というと、”鉄”にはちょっと焦る数字ですが、昨年は年内の応募でもれなくもらえました。今年はNHK「てつたま」ともタイアップし、各駅や観光スポットでのPRも盛んなので、お早めの応募をおすすめします。

※画像は当鉄道(本線)の歩道橋での「鉄ぐるっ!」告知ですが、当鉄道が有する”幻のロゴマーク”です。レイアウトには相鉄が走っていますが、将来、埼玉県から東横線経由での直通運転を祈念して…のものです。
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◆「鉄ぐるっ!埼玉」スタンプラリー
http://www.sainokuni-kanko.jp/?page_id=1042

◆埼玉県公式観光サイト「ちょこたび埼玉」
http://www.sainokuni-kanko.jp/

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今月の高架化完成でホームがオール「2F」となる糀谷駅。踏切付近の「単線」の風景をケータイで撮り納めしました。
ちなみに、画像にある現在の改札口は高架完成後も残り、高架を挟んで新たに誕生する新改札口と両建てになります。現改札口脇の質屋の電柱広告「かづさや」が渋いです。