東急多摩川線(旧目蒲線)沿線”鉄”にとって、
ついに来るべきものがやってきた?感があります。
おおた区報の一面に「新空港線」(蒲蒲線)の記事が掲載されました。
蒲蒲線は、(東急)蒲田~京急蒲田間の0.8kmを地下でつなぐ新路線で、
今年4月の政府「交通政策審議会」で「合意形成を進めるべき路線」に入り、
今後関係機関との合意形成が進められることになりました。
現在の多摩川線・矢口渡駅から蒲田駅の間で地下に入り、
ゲージ(線路幅)の違う両線、京急蒲田でのフリーゲージ直通案は
無理と仮定して、沿線で生まれ育った”鉄”の観点から
注目すべき点をいくつか挙げてみます。
(通過駅問題などネガティブな点は当電鉄のブログでは触れないこととします)
①最大の注目!下丸子駅をどうするか?
東急多摩川線沿線には下丸子に本社を持つ大手電機メーカーC社があり、
朝夕のラッシュはC社社員でいっぱい。
過去、夏ダイヤをC社の夏の出勤パターンに合わせて組んだほどです。
西武・東武~東京メトロ副都心線~東横線から、
現行の特急を京急蒲田まで直通させ、
京急羽田線へのスムーズな乗り継ぎを…というプランに思いますが、
10両編成の電車が停まれる途中駅は、現在の多摩川線にはありません。
旧目蒲線時代の4両運行時でも、
鵜の木駅で1両だけドアを開かない”九品仏方式”(大井町線)でした。
沼部、鵜の木、矢口渡駅は物理的にホーム拡張は無理に思います。
そうすると…?
おおた区報の路線図(計画)の多摩川線上に下丸子駅だけ○がついています。
”空港特急”を走らせる場合、多摩川線の途中駅で下丸子だけ、
百歩譲って朝夕だけでも停車させる案が考えられます。
さて、どう変えるのか?
・その1)地下化
目黒線で東急電鉄が実施してきた部分的な地下化。
そうすれば、各停の退避も可能でしょう。
コストはかかりますが、実施例が多いのが現実味。
・その2)旗の台方式
地上で上下線の退避ホームを作る案。
実は、下丸子駅の東側は地元不動産会社の貸駐車場で、
このエリアに待避線とホームを作ることはあり?かと考えます。
★7/22訂補
…久しぶりに「コメダ珈琲・下丸子店」へ行ったら、
下丸子駅上りホーム沿いに新しい小規模なマンションが数棟建ち、
さらに商業施設「マルシェ」もオープン間近でした。
この時点で”旗の台方式”(地上ホーム拡張案)はなし、に思いました。
そこで、下丸子駅と、矢口渡~蒲田駅間を地下化する仮定して、
武蔵新田駅はどうなりましょうか?
第2京浜国道を絡めた地下化工事はコストも工期も現実的に考えられず、
現・目黒線の「地下~地上~地下」とめまぐるしく勾配を繰り返すパターンかな?と推察しますが…。
②いつ開通するか?
正直、東京五輪までは(下丸子問題もあり)とても無理。
まず、地元の理解を得て、それから工事、って、
相鉄の西谷駅を見ても、結構時間がかかることは間違いなさそう。
2030年までに、というのが、推測ながら
現実的な見込みでしょうか?
いずれにせよ(個人的には)琉球目蒲電鉄、
創立以来最大の節目を迎えることになります。なーんてね。
※画像は下丸子駅にて
◆おおた区報7月1日号「つながり はばたけ 新空港線(蒲蒲線)」(引用)
http://www.city.ota.tokyo.jp/kuho/kuho_pdf/kuho_20160701.files/0701-P1-5.pdf
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