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「Cloud Atlas」”ペ・ドゥナびいき”の視点から

空気人形ロケ地、高2運動会など 021.JPG

実は私、”血”のシーンが苦手なので、今回の作品の感想を述べる資格、ないですね。それはさておき…。

まず、過去の出演3作を彷彿とさせるシーンがいくつかあって、”ペ・ドゥナびいき”としては「ヒット全曲集Part1」のようで嬉しくなりました。
◇空気人形(2009年/是枝裕和監督)
◇復讐者に憐れみを(2002年/パク・チャヌク監督)
◇グムエル~漢江の怪物(2006年/ポン・ジュノ監督)
たまたま、ですが、いずれも”血”のシーンが凄い作品ですね。
ウオッシャウスキー監督は、これらの作品を通じてペ・ドゥナのイメージを掴んでいたことが伺えました。

ただ、本作で気になった点をふたつほど。
◆「もうちょっと、綺麗にとってほしかったなあ…」
…特に、ペ・ドゥナ(Sonmi451)のお尻をバックから撮るシーン、ジム・スタージェスとの絡みのシーンは、彼女の”晴れ舞台”、そして前作「空気人形」のリー・ピンビンのカメラがあまりに素晴らしかっただけに、ちょっと残念でした。
◆「ペ・ドゥナ独特の”間”は…?」
…彼女の最大の、そして天然の「武器」とも言える”間”の取り方が影を潜めていたのはなぜ? 本人があれだけ頑張ってきた「英語」の壁か? いや、そうではないと思います。作品に”合わせに”いっちゃっている、プロ野球の打者に例えれば”球を迎えにいっている”感がありました。「たゆたうこと、泳ぐこと」が彼女の特性、と木村満里子さんが過去に「ユリイカ」で書かれていましたが、う~んその通りかな、と。

以上、ちょっとネガティブになりましたが、だって、ペ・ドゥナ、こんなもんじゃないんだから。もっともっと”打てる”人なんだから。

ホッとしたのは、後半に「イスパニア系のおばさん」に扮した、まさに「威風堂々な」ペ・ドゥナが観られたこと! ペ・ドゥナ史上初の老け役でしたが、このペ・ドゥナ節は、彼女がゆくゆくアラフォー期を迎えても絶対大丈夫!な芸風に思います。

長くなったので、いずれまた。
というより、もう1度観に行きます。

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