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安藤サクラ新作『白河夜船』若木監督に質問してみました(”Shirakawa-Yobune” by Banana Yoshimoto & Sakura Ando)

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※画像はテアトル新宿にて

安藤サクラ主演『白河夜舟』(若木信吾監督)&トークイベント
(若木監督も登壇)に行ってきました。
レイトショーにぴったりの逸品、という感じの約90分の作品が、
強く印象に残りました。

では、”ニッポンの至宝”サクラさんと、細い糸でつながるペ・ドゥナも
からめていくつか感想を。

1)若木監督に(筆者が)直接質問!「サクラさんの凄さとは!?」

フォトグラファーとして著名な監督は、何とライカ(小さなカメラ)で
全編を撮影したとのこと。
もう、この時点で、カメラ女子のペ・ドゥナの好みにストライクですが…。

①最初に「監督を信頼していいですかっ!?」

監督曰く、撮影の前にこう尋ねてくる役者さんはいない、と。
それだけ、強い”信念”あっての、女優のなかの女優、と改めて感じました。

②一旦、撮り始めたら止まらない、面白い、いつまでも観ていたいサクラ!

写真家らしいコメントで、カメラ(今回は動画)を回したら、どんどん
演技にハマり続けるサクラさん。
例えば5分の寝室シーンは、実は15分撮り続けたものをカットしたそうで、
いつまでも撮っていていたい、とにかく面白い、そして刺激される女優。
それが安藤サクラ、とのこと。
そうだ、そうだ!

2)『空気人形』(2009年是枝裕和監督)との共通点

全編都内でのロケ、相手役が同じ井浦新さん、
そして、サクラさんのヘアスタイルが短めのソバージュで、
15年前の”ペ・ドゥナ体当たり時代”の韓国映画『プライベートレッスン』や『空気人形』を思い出しました。
特に、新さんとの絡みのシーンは、『空気人形』と同様、
サクラが刃物を持ってこないか心配したりして(笑)。
そういえば、若木監督は、過去に是枝作品のスチールも担当したことが
あるそうで、やっぱり、安藤サクラ=ペ・ドゥナの縁は、ある!!

3)全編の3/4が寝室(寝ている)シーン!
甦る、よしもとばななの四半世紀前の名作。

ちょうど、『百円の恋』(2014年武正晴監督)の過酷な女子ボクサーの作品のクランクアップから1か月後の撮影で、
サクラさん曰く「寝るシーンが多かったのは、ちょうどタイミングが
良くって…」。
とにかく、サクラさんが、寝る、寝る、そして、いろんな夢を見る。

やや重い内容の作品で、
相手役の井浦新さんの奥さん(つまりサクラは不倫中)が重篤な状態で、
その高校時代の奥さんがサクラの夢のなかの公園で出てきます。
演じるは、内田春菊さんのお嬢さん・紅甘(がま)さん。
まだ16歳ですが、ぞっとする存在感と”目”。
きっと、いい役者さんになるだろうな、と予感しました。

というわけで、
レイトショーにぴったりのフランス映画のような静かな作品。
公開劇場が少なく、後日DVDでご覧いただくこともおすすめの映画です。

さあ、サクラ=ペ・ドゥナの糸は、もはや”線”になった!
ヤン・ソンヒ監督あたりにコーディネートしてほしいなあ。

サクラさん夫婦(夫は柄本佑さん)もうラブラブなので、
もしかしてご出産も近い?かも…。
欲を言えば、早いうちの共演が観たい!

”Shirakawa-Yobune” had wrote by Banana Yoshimoto on 1988.
It's be new film by director Shingo Wakagi. Main actress is Mrs. Sakura Ando, shi is so attractive. I remembered "Air doll"(2009) by Doona Bae.


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