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続☆ペ・ドゥナ「Cloud Atlas」とあれこれ(Cloud Atlas & Doona’s details)

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前回に続いて、DVD「Cloud Atlas」を観賞して気づいた点をいくつか…。(またちょっと長くなりますが、お許しください)

◆ペ・ドゥナの過去の映画作品のオマージュがいっぱい登場!

ウォシャウスキー監督自身、ペ・ドゥナの過去の作品をみて、キャスティングや演出に生かしたとインタビューされていましたが、映画のさまざまなシーンをみて、改めて同様に感じました。

①『空気人形』(2009年:是枝裕和監督)
…これはもう、『空気人形』をご覧になった方なら、一目でわかるシーンが出てきます。“クローン人間”という設定自体、似ていますが、冒頭のレストランでコスプレっぽい?制服で給仕するシーンや、ジム・スタージェス演じるヘジュ・チャンの胸に顔をうずめたりの絡みのシーンなど、『空気人形』のエッセンスが度々登場しています。

②『復讐者に憐みを』(2002年:パク・チュヌク監督)
…ペ・ドゥナ演じる2人のクローン人間のそれぞれの“処刑”シーンに、あの酷い“電気イス”のシーンを思い出しましたが、比べて今回はかなりマイルドな“処刑”だったので、ホッとしました。それに比べて、ジョウ・シュン(周迂)の殺されっぷりの見事さ。ジョウ・シュン、やっぱり凄い!

③『ほえる犬は噛まない』(2000年:ポン・ジュノ監督)
…“違法工場のメキシコ人のおばさん”役を演じて、元気なところを見せてくれたペ・ドゥナ。殺し屋(ヒューゴ・ウィービング)に突入された際、腹いせに飼い犬を射殺され、その後しっかり復讐していますが、ほえる犬を殺傷するシーンはまさに『ほえる犬は噛まない』を彷彿!でした。

④ほかにも
…近未来のソウルで敵機?が次から次へ攻めてくるシーンは、ちょっと『グムエル・漢江の怪物』っぽかったし、いろいろなペ・ドゥナが、しかも日本語吹き替えバージョン入りで出てくるなんて、楽しめたDVDでした。
でも、『リンダリンダリンダ』は…?“ソン”にも、どこかで出てきてほしかったんだけど…?

◆クローン3人娘の“もう1人”は?

ペ・ドゥナ、ジョウ・シュン(周迂)と、もう1人、ネオソウルの“年季明け”のシーンで不気味な笑みを見せていたのは、中国・北京出身のジュジュ(珠珠)。
本作では、物理学者のメーガン・シックススミス役(飛行機爆破で暗殺されたジェイムス・ダーシーの姪)も演じていますが、「2012年世界で最も美しい顔トップ100」にも上位にランクされたトップモデルで、映画のキャリアはまだ少ないようです。背の高いペ・ドゥナ、華奢なジョウ・シュンと比べると、バストが大きくてスタイルも抜群。
でも、ペ・ドゥナのひょろ長いところがやっぱり好き!
※参考・wikipediaより⇒http://zh.wikipedia.org/wiki/朱珠


◆“ネオソウル”の彼の部屋で、スマホみたいな画面を楽しそうにいじるペ・ドゥナ!

このシーンは、かわいかった!『空気人形』の“のぞみ”に似ていて嬉しかったけど、とにかくすぐにシーンが変わる映画なので、もうちよつと演技が見たかつた点が残念。
同様に、“カオス”の売春宿や、アジト(ユニオン)から虚空を見つめるペ・ドゥナもなかなか良かったのに、すぐベッドシーンに移行しちゃったり、尺をカットしたのかなあ?

いろいろ書かせていただきましたが、“ネオソウル”のCGは大画面で観ると素晴らしかったし、前半の「尋問~クローン人間の1日~年季明け~秘密の映画観賞」のくだりにはドキドキしました。
あと、男優陣の背がみな高いこと!
170cm以上あるペ・ドゥナが小さく見えたんだから…。

※画像は、前にも掲載したソウル市内の”それっぽい”自販機です。


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