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「Cloud Atlas」をもういちど観て(My second ”Cloud Atlas”)

ペ・ドゥナの記念すべきハリウッド進出作「Cloud Atlas」をもういちど観てきました。以下、”ペ・ドゥナびいき”としての感想です。

<その1>ジョウ・シュンに「いいところ持って行かれた感」あり?
ペ・ドゥナ(Sonmi451)の”クローン給仕”の同僚役で悲惨な最期を遂げるYuna939役のジョウ・シュン(周迅)。伏兵といっては失礼ですが、目の輝き、インパクトが鮮やかでした。一連のシーンは、10年前にペ・ドゥナが体当たりで挑み、やはり酷いラストを演じた「復讐者に憐れみを」(2002年/パク・ヌチャク監督)を思い出しましたが、今回のジョウ・シュンの役どころも、ペ・ドゥナに演じてほしい、ペ・ドゥナなればこその重要なキャラクターでした。ジョウ・シュンはペ・ドゥナより4才年上でキャリアも十分、これは中国にライバル出現かな…。

<その2>「ネオ・ソウル」の“街娼”役に注目!
本作では特殊メイクも駆使し、メキシコ系移民やマジョルカ島?の貴族の娘など1人6役をこなしたペ・ドゥナ。ラストの1時間は「ペ・ドゥナ大全集」のごとく、いろんな彼女が出てきて飽きなかった。中でも、ほんのワンシーンでしたが、近未来のソウルの“カオス”で街娼(売春婦)を演じたペ・ドゥナが印象的でした。ペ・ドゥナ史上初の汚れ役!ここはもうちょっと演じさせてあげたかった…。っていうか、監督が求めなくても、“突っ込んだ”ペ・ドゥナが観たかった。このへんは次のお楽しみにします。

<その3>“次”に演じてほしい役どころは?
“アラサー”を卒業するペ・ドゥナ。筆者は、韓国で「失われた世代」と評された彼女の年齢層の現実的な苦しみ、例えば精神的な“お悩み”系や、介護、さらには地方の過疎化など、母国の女性たちが直面する現実に、真正面から演じてほしいな、と思います。それが出来るのは、今のペ・ドゥナだからこそ、と思います。もちろん、スクリーンで、ね。

※画像は知人に撮ってもらった現在のソウルの夜景です。
SEOUL2013 Wintter 041.JPG


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