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ペ・ドゥナ主演「リンダリンダリンダ」感激の小説版!(The novel for "Linda Linda Linda" by Doona Bae)

映画「リンダリンダリンダ」(2005年山下敦弘監督、向井康介脚本)は、
いわばペ・ドゥナの日本デビュー作でした。今年が公開10周年になります。

ご存じない方、よかったら以下をご覧いただければ概要がわかります。
◆「シネマトピックス・オンライン」より(引用)
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=5189

公開の翌年、脚本の向井さんによる小説版(竹書房)が発売され、
映画では描き切れなかった意外な事実?が続々出てきて、
とても面白かった!
その一部を紹介します。

◆ソン(ペ・ドゥナ)の本名は、ソン・ミヘ。
3人家族の父は、ソウルで食品会社を経営!
(彼女の名ドラマ「威風堂々な彼女」を意識?)、父は日本滞在歴もあり。
当初、ソンは、留学先は日本でもどこでも良かった。
日本でのホストファミリーは60代夫婦で、東京ドーム(巨人戦?)や大阪、
日光など、いろいろな所に連れて行ってもらってた。

◆ライブ前夜、望(関根史織さん)の家に集まっての手料理は、
豚のショウガ炒めと、野菜炒めで、恵(香椎由宇さん)が
「あんた、いい奥さんになるわ」と絶賛した。

◆ライブ直前、雨のバス停で路線バスを逃した後、
(田舎道に)奇跡的にタクシーが来て、
女性の運転手さんが近道してくれたおかげで、
本番ギリギリに間に合った。

◆満場大受けのライブ後日、メンバーはみな学校の人気者になり、
ソンは他の男子生徒複数からも「備品室」で告白された。
しかし響子(前田亜季さん)は、
大江(小林且弥さん)と1週間だけ付き合い、
結局別れた。

◆卒業後の進路は、望=地元の福祉系専門学校へ入り、
卒業後広島の介護施設へ就職し、結婚。
恵=京都の大学に入学し彼を見つけるが、
卒業後その彼がとある活動家で、翻弄された人生を送る。
響子=東京の女子大に入学、卒業後千駄ヶ谷のデザイン事務所に勤務し、
妻子持ちの男性と恋に落ちる。
そして、ソンは、帰国後ソウルで漫画家になり、
1発はヒットを飛ばす(やはり文科系女子!)。

◆冒頭の”映研8mm少年”は、実は脚本の向井康介さんが
自身をイメージしていた。
自分の撮った文化祭の8mmの出来に愕然としながら、小説版のラストで
振り返りながら4人のライブを軸に”ひいらぎ祭”の興奮を思い出す。
翌年の受験で、第一希望の日大芸術学部には受からなかったものの、
大阪芸大に合格し、そこで山下敦弘監督とのコンビで
本格的な映画の道をめざすことになります。

と、今回はこのへんにしておきます。
小説版の掲載写真の4人ががとても魅力的で、
全部紹介できなくて残念ですが、とっておきの1枚を…。
(小説版「リンダリンダリンダ」:竹書房より引用)

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